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映画 きみに読む物語 動画


映画「君に読む物語」、初めて見たのは高校2年生の頃でした。熱が出て学校を早退したその日に借りたことを今でも覚えています。高校生ながらに、あまり映画に興味がありませんでしたが、その日ばかりは暇つぶしにと、選んだ作品がこの映画です。1回見た時より、違った見方で見ることができたことに私は感動しました。1回目見た時、あぁ、こうゆう波乱万丈な恋をしてみたいなあと純粋に思いました。

しかし2回目では全く違った感想で、もし自分の最後が同じようなものだったら、相手の立場だったらなど相手をどのような形で思いやるかなど、難しいことばかり考えながら見てしまうものでした。なんといっても私が好きなシーンは、二人が老人ホームで語り合っているところです。何とも言えないさみしさと、最後まで愛する人と入れる幸福感の両方が描かれているもので、とても感銘を受けました。今までで一番泣き、感動した映画はこの作品です。何度見ても号泣してしまいます。

きみに読む物語 動画 吹き替え


私が今まで見た恋愛映画の中で特に印象に残っているのは「きみに読む物語」です。長年連れ添った夫婦の奥さんのほうが痴呆症になってしまい、旦那さんが少しでも記憶が戻るように、と二人の馴れ初めや今までの恋愛の物語を読み聞かせてくれるのですが（物語の途中までは、この2人が夫婦というのはわからなかったと思います）、2人の感動的な恋愛のシーンでもドキドキしますが、最後に2人が一緒に亡くなってしまうシーンもとても印象的で感動しました。

当時私はまだ独身でしたが、結婚して将来こういう風に旦那さんと一緒にあの世に行けたら、どちらかが寂しい思いをしなくていいかなー等と思ってしまいました。今は結婚していますので、今見たらまた少し違う感想を持つかもしれませんし、また感動するかもしれませんね。

初めて君に読む物語を観た時に、最初どんな描写なのかと不思議に感じたけれど、物語が進んでいくにつれて、女性と男性の恋の始まり、その経過についてすごく考えさせられるものがある。大恋愛をして、結婚そしてハッピーエンドは、よくある話だけれど、これは一味違う。ヒロインの女性は、認知症を患い、主人公である男性が2人の恋愛エピソードを読んでいく。そして、若い頃の描写が描かれているが、こんなにも認知症で、彼を忘れてしまうのに、それでも記憶を取り戻して欲しいと何度も読み愛を告げる主人公の姿は、自分の未来も同じだったらいいなと憧れます。

好き同士で結婚するのは簡単だけれど、何十年と連れ添っても消えない愛を持ち続けることは、万人に出来ることではない。最後のシーンは、2人とも同時に天国に旅立つ結末を迎えるが、本当に自分が愛した人とそんな結末を実際に迎えられたらどれほど幸せなんだろうかと、とても考えさせられた映画でした。