ぼくは明日、昨日のきみとデートする(ぼく明日)映画動画フル無料視聴について、今後配信スケジュールなどを掲載予定のページです。宝島社「このマンガがすごい!」Webで連載されています。たった30日しか恋ができない男女のお話。世界観がむづかしいですが、最初の出会いが向かいの電車ではなく同じ電車というのも、この物語の世界観を知っていれば結構しっくりくるものです。



2017年6月14日配信!

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むかーしむかし、某少年漫画で未来からきた少女が、やたら生殖能力がある男性を殺して自分の世界を救うみたいな作品がありました。で、その過去の世界でその男性を好きになってしまう。でも、未来から来たタイムトラベラーは、過去の世界にとどまってはいけないというルールがあり、結局未来に帰っていきます。

↑なんとなくこの作品を思い出しました。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の世界観は独特です。現代社会に生きている大学生"南山高寿(福士蒼汰)"は通学電車内で見た女性"福寿愛美(小松菜奈)"に一目惚れをして、告白し、交際が始まるのですが、この福寿愛美という女性は、南山高寿の生きている世界の人間ではなく、別の時間軸(平行世界)の人間。つまり、福寿愛美は時間旅行みたいなことをしているんですね。

そんな彼女が、なぜスンナリ高寿の告白をOKしたのか?というと、作品冒頭の南山高寿との出会いは、初めてではないのです。じゃあいいつ出会ったの??みたいな謎がこの作品の見どころなのですが、2人が生きている世界は、逆方向に進んでいるのです。つまり、高寿の生きている世界と逆の方向に進んでいて、愛美が年を取ると高寿は若返ってしまい、高寿が年を取ると愛美は若返ってしまうという感じ。

加えて、愛美の世界では時間旅行はルールがあって、滞在は40日、一度旅行したら5年は出来ないみたいな決まりがあります。(時間旅行は愛美の世界からしかできません。)丁度2人が同じ年代で出会える時間軸に、愛美の方から実は高寿に会いに来ています。で、一回目の2人の接触は愛美が5歳の時、家族で時間旅行をして高寿の時代にきたときのこと。不幸な事故があり、その現場で愛美を助けたのがアラサーの高寿だったのです。2人が同じ歳の時間をピンポイントで選んだわけですね。ということで、告白がいきなりOKだった理由がこれです。

40日のルールがあるので、恋愛する時間も限られています。そこに切なさを感じる映画になると思います。原作とは違う展開をするのか、とりあえず映画を楽しみにしておきましょう。上映後にわかりにくい描写だった場合はまた書き足そうと思います。動画配信もまた後日。