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映画『僕だけがいない街』を友人と見に行きました。リバイバルという現象が起きて未来や過去に起きる事故、事件がわかってしまうサトル青年が、自分を犠牲にしてでも人を助けるお話です。小学生の時におこった連続児童殺害事件を暴いていく事が話の軸になっています。大好きだったユウキお兄さんの冤罪も晴らしながら、危なくなると過去にもどったり現在に帰ったり、ドキドキしながら見ていました。また小学生の姿も可愛らしかった。アニメも面白かったけど、それが今度は映画になり、ぜひ見に行かねばと、友人と意気投合した次第(*´ω`*)。

あらすじ:主人公、悟には何か事件がある時に時間が巻き戻る「リバイバル」という能力があり、母が家を訪ねて来ていた時にリバイバルが発動し、母の機転で誘拐事件を未遂に終わらせることができたものの、その犯人に母を殺され、殺人容疑を掛けられる。直前にすれ違った男の目に悟は見覚えがあることに気づいたところでリバイバルが発動。時間が戻った先は小学校時代。母が悟に忘れさせようとしていた同級生が被害者になった連続誘拐殺人事件の起こる直前。母を、同級生を救うため悟の過去を改変する戦いが始まる。

感想:悟が過去を改変し同級生を助けようとがんばる姿が中心として描かれていますが、その過程で同級生の知らない一面に気づく悟や、悟の妙な行動に勘付き手助けしようとする親友。被害者であった同級生の家庭事情を知っていて悟を応援する担任など悟の行動が過去にどんどん影響を与えていき、一度現在に戻った悟が過去が改変されている所を確認する所や、現在で起こる事件、再び戻った過去で再び奔走する悟。犯人に薄々気づきつつも目をそむける悟。犯人はだれなのか?など見どころ満載で、オープニングでは一瞬悟のメガネの破片に犯人の顔が映っていたり、ミスリードを誘う仕掛けがスタッフロールに込めてあったりとアニメならではの演出も面白かったです。最終的に悟は、母親、小学校時代の事件と現在の数年前に起きた事件の被害者を救い、そしてその犯人も救うという離れ業をやってのけたのにはやられました。僕は原作未読ですが端折られている所や、原作と平行してアニメが作られていたため結末が原作と違うということも聞いているので原作も読んでみたいです。

主演は藤原達也さんで、盛り上がりました。小学生の頃の子役さんもとても可愛らしく、その反面、話はかなり怖いですが、最後に殺される同級生のカヨをなんとか助けようと何度も何度もリバイバルを繰り返し知恵をしぼり立ち向かう、中身は大人ですが小学生の姿なのでその必死さが一層伝わりました。赤いランドセル黒いランドセル、そのふたつが必死に抱き着くシーンは素敵です。

それを力強く見守るお母さんがキーパーソンです。アニメと映画のラストは違うものでした。犯人は何十年の時間を超えて現行犯で逮捕されるのは同じです。同級生のかよも大きくなりお腹に赤ちゃんがいて、生きてる、幸せに暮らしています。違うラストを主人と見て、アニメはアニメらしいラストだったし、実写は実写らしいラストでした。そして今度は僕だけがいない街がドラマになります。コミックが原作ですのでどのように描かれていくのかとても楽しみにしています。

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